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2008年05月 アーカイブ

2008年05月02日

濾過の装置

どんな風に摂食するんでしょうねぇ。


よく発達した鰓や触手などを濾紙やザルのように用いて、それに引っ掛かる餌を食べる。この方法で餌をとる動物を濾過摂食者(Filter Feeder)という。

通常、濾過摂食者は、自分よりはるかに小さい餌をとるものであり、餌は典型的には1mm前後までの中型プランクトンである。ジンベエザメ、マンタ、シロナガスクジラなど、大型の海棲生物のなかには濾過摂食によってとるプランクトンを主たるエネルギー源としているものが多い。鳥類ではフラミンゴがこうした摂食を行う。とにかく餌のありそうなところを攫って、含まれる餌を流し込む、という形態である。一方、ザトウクジラは小型魚類などが含まれる比較的大きな餌を口で掬い、水だけを吐き出すが、これも濾過摂食に近い摂食形態である。この場合には、あらかじめ小魚を追い集める行動を取るようである(やや狩りに似た要素がある)。

濾過摂食者は、水中性、特に海産のものに多い。生息空間内に浮かんでいる餌が圧倒的に多いからである。遊泳するものだけでなく、固着性のもの(フジツボなど)もこれに含まれる。

一方地上では、空間内に浮いている餌は比較的少なく、それを攫える網のような構造を維持するのも難しいため、濾過摂食者といえるものは少ない。強いて挙げれば、クモ類、ヨタカなどが濾過摂食に似た摂食形態である。


この方法で餌を取るためには、水などから餌を漉し取る装置が必要である。

水棲動物は鰓を持つものが多く、ここを水が多量に通るため、その際に同時に餌を漉し取る例がよく見られる。イワシは口・鰓ぶたを大きく開け、大量の水が通るようにして摂食を行う。

鰓をもたないクジラ類では、歯がすだれのような構造(鯨ひげ)に変化しており、これを使って多量の水を濾過できるようになっている。このような特徴をもつグループはヒゲクジラと呼ばれる。

触手を発達させるものも多い。ケヤリムシやカンザシゴカイなどの多毛類、フジツボなどの蔓脚類、テヅルモヅルなどがその例である。クラゲの触手もそれに近い働きをもつ。

ヨタカは口の回りに髭を発達させ、虫を引っかけるとも言う。これも濾過の装置と見なすことが可能である。

体に濾過装置を発達させるのではなく、体外にそれを作り出すものもある。オタマボヤ類はゼラチン質を分泌して巣を作り、そこにかかるものを食べる。巻き貝類のヘビガイは、口から粘液質の網を分泌し、これを回収して食べる。淡水では、流水性のシマトビケラやヒゲナガカワトビケラが糸を分泌して網を張り、これに引っ掛かる微粒子を餌としている。クモの網も似たような働きをもつものと見ることができる。

引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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